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・第3章 計画の基本方針 函館市観光基本計画 20142023 | 函館市

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(1)

第3章

計画の基本方針

1

基本理念 ……… 48

2

基本方針 ……… 49

3

基本方針を読み解く5つのキーワード ………… 50

(2)

1 基本理念

前章で明らかにした課題を踏まえ、本市が有する魅力の活用や将来動向を勘案しながら、函館 市が目指す10年先の姿を、基本理念として次のとおり設定します。

この基本理念では、人・まち・文化に至る豊 富な魅力を、キラキラと輝く宝石のような観光 資源ととらえ、市全体をこうした魅力がぎっし り詰まった「宝石箱」にたとえており、次の10 年間に向けて既存の観光資源をさらに磨き上 げるとともに、新たな観光資源も加えながら、 絶えず進化する新しい国際観光都市を目指し ます。

そのためには、「宝石箱」のなかの宝石がい つもきれいに輝いていられるよう、このまちに 住む一人ひとりが、普段からその宝石を絶えず きれいに保つ努力をしていくことが必要です。 同時に、先人たちが大事に守り、後世に伝えて きた「宝石箱」のなかで、今もこうして暮らして いるという感性を、市民全体で共有しようとい うメッセージが込められています。

人・まち・文化の宝石箱

新・国際観光都市 函館へ

(3)

2 基本方針

基本理念を実現させるために、以下の3つの方針を設定し、施策を展開します。強い相関関係で 結ばれたこれら3つの基本方針は、どれも欠くことのできない重要な要素であり、ここでは未来を 照らす道標として設定します。

交流・にぎわいの創出

市民と観光客がともに集い、楽しむことで、

様々な交流が生まれる、にぎわいのあるまち

おもてなし・満足度の向上

観光客の満足度が極めて高い、

おもてなしにあふれたまち

国際化の促進

海外からの観光客が安心して快適に楽しめる、

世界に通じる観光のまち

(4)

3 基本方針を読み解く5つのキーワード

函館ブランド

異国情緒あふれる街並みや歴史的建造物の保存活用、函館ならではの「食」や「歴史」の 観光資源化、地域性を生かした観光メニューの創出などにより、「憧れ」と「身近さ」を兼ね 備えた、市民が誇れる函館ブランドの確立を図ります。

プロモーション

北海道新幹線の開業を見据えた首都圏・北関東・東北や、誘客が期待できる東南アジア 等の海外への誘致宣伝活動をはじめ、修学旅行、新規航空路線、クルーズ客船寄港など を対象とした誘致宣伝活動に取り組みます。

ホスピタリティ

観光客を迎えるホスピタリティ意識の醸成、人材の育成などにより、国内外からの観光客 に感動を与えられるよう、まちを挙げてのホスピタリティの向上に努めます。

もう一泊したいまち

3つの基本方針を読み解き、具体的施策へと結びつけるためのキーワードとして、以下の5つを 設定します。

先述の3つの基本方針とこれらのキーワードを組み合わせることで、具体的な施策展開の道筋 がはっきりと見えてきます。

基本理念が示す理想像を目指すために、3つの基本方針から各施策へどのようにアプローチし ていくべきか、そのポイントを明確にとらえられるよう、ここではあえてキーワードという形で表現し ています。

(5)

3 基本方針を読み解く5つのキーワード

もう一泊

したいまち

プロモーション

函館ブランド

ホスピタリティ

キーワード

おもてなし・

満足度の向上

交流・にぎわいの

創出

基本方針

国際化の

促進

人・まち・文化の宝石箱 新・国際観光都市函館へ

人・まち・文化の宝石箱 新・国際観光都市函館へ

基 本理念

(6)

4 目標値の設定

本市においては、観光による経済波及効果 が非常に大きいことから、地域経済の活性化 のためには、観光客の消費活動を拡大するこ とが重要です。

前計画では、観光入込客数の目標を設定 し、その実現のために各種施策を実施しました が、本計画では、観光入込客数のほか、宿泊 数の増加や満足度の向上といった目標を設定 し、地域経済に効果の大きい滞在型観光の実 現に向けた取り組みを積極的に推進します。

なお、観光入込客数については、北陸新幹線 の開業や東京オリンピック開催などの減少要 素のほか、国内観光市場の縮小により、減少し ていくことも懸念されますが、一方で、北海道新 幹線の開業をはじめ、函館アリーナおよび函館 フットボールパークの供用開始やクルーズ客船 の寄港拡大などの増加要素に加え、外国人観

光客の順調な増加傾向を背景に、さらに増加し ていく可能性も十分にあります。

そうした状況の中、北海道新幹線の開業を 契機に、観光入込客数の底上げを図るべく、 各種施策の実施により、下記のとおり、観光入 込客数の拡大を目指すこととします。

特に、外国人観光客については、国内観光 市場とは異なり、東南アジアを中心に拡大して いく余地があることから、今後10年間は、本 格的な国際観光の推進に当たる最初のステッ プとして、来函外国人宿泊者数の増加を重要 な目標の一つとし、そのための施策を重点的 に推進していくこととします。

なお、観光入込客数については、災害や経 済危機などの外部要因に大きく左右されるこ とから、状況によっては、5年後の中間評価の 際に、目標値の見直しを検討することとします。

北海道新幹線開業を契機とした観光入込客数の底上げ

→観光入込客数

550

万人

の達成

北海道新幹線 開業

東 リンピ ク

(7)

4 目標値の設定

これを踏まえ、3つの基本方針の達成度を判断する指標として、次のとおり目標値を設定します。

平均宿泊数の増加を目指す。

目標

1

交流・にぎわいの創出

成 度

0

●平均宿泊数の目標値

資料:「北海道観光入込客数調査報告書」(北海道)

交流・にぎわいの促進を確認するための具 体的指標は、北海道が実施している観光入込 客数調査の結果から算出する「来函観光客の 平均宿泊数」とし、その増加を実現することで 交流・にぎわいの達成度を判断します。

具体的には、本市のこれまでの平均宿泊数 の増加傾向に基づき、引き続きこの増加傾向 を維持していくことに重きを置き、北海道の目 標値(道外観光客の平均宿泊数を平成22年 度2.5泊から平成29年度2.8泊まで増加)を 参考にしながら、平成24年度の平均宿泊数 1.16泊を平成35年度には1.28泊(10%増) にすることを目標に、効果的な施策を実施する こととします。

また、平均宿泊数を増加させることにより、

ととします。

なお、本市の方が北海道よりも低い増加率と なっていますが、これは、道内の主要観光都市 における観光客の宿泊率が約3割なのに対し て、本市の場合は約6割と、すでに突出して高い 宿泊率を実現していることを加味しています。

成 度 成 度

(8)

おもてなし・満足度の向上実現を確認する ための具体的指標は、本市が毎年実施してい る観光アンケート調査に基づく「函館の印象」 とし、そのなかで「とてもよい」の回答率の増加 を実現することで、おもてなし・満足度向上の 達成度を判断します。

道の目標値(平成29年度の満足度80%)を参 考にしながら、平成24年度に60.6%だった「と てもよい」の回答率を、平成35年度には80% にすることを目標に、効果的な施策を実施する こととします。

なお、「とてもよい」の回答率を増加させるこ

函館の印象について、

「とてもよい」の回答率向上を目指す。

目標

4 目標値の設定

2

おもてなし・満足度の向上

とてもよい よい 通 あまりよ ない よ ない

「とてもよい」の回答 

成 度

成 度

●函館の印象「とてもよい」の回答率の目標値

(9)

来函外国人宿泊者数の増加を目指す。

目標

4 目標値の設定

3

国際化の促進

成 度

成35 度に

0万人

0 0

●来函外国人宿泊者数の目標値

国際化の促進の進捗を確認するための具 体的指標は、北海道が実施する「北海道観光 入込客数調査」の訪日外国人来道者数に基づ く「来函外国人宿泊者数」とし、その増加を実 現することで国際化促進の達成度を判断する 指標とします。

具体的には、北海道の外国人来道者数に 関する目標値(平成29年度までに訪日外国人 来道者数120万人を実現)を参考としながら、 直行便の就航状況など本市の状況も鑑みて、 平成24年度の外国人宿泊者数約17万9千人 を平成35年度には30万人にすることを目標 に、効果的な施策を実施することとします。

なお、外国人宿泊者は秋冬に増加すること から、この季節の魅力を海外へ向けてPRする

観光プロモーションを展開するなど、特に秋冬 における外国人宿泊者のさらなる増加を図り ます。

成 度 成 度

0万人を

(参考)【北海道における外国人観光客に関する目標値】

参照

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